医療事務の資格って難しい?
初心者の方でも2~6ヶ月で合格を目指せる!
試験によって難易度は異なりますが、初心者の方でも2~6ヶ月程度で合格を目指せます。
とはいえ、医療分野の専門用語の知識が必要で、診療報酬明細書作成のスキルが問われますので、資格を取得するには相応の学習と試験対策は必要です。
受験資格を設けていない試験でしたら、独学での受検もできますが、確実に合格を目指すには医療事務講座の受講がおすすめです。医療事務講座には料金や受講期間、対応資格が異なる様々なものが出ています。主な通信通学講座をまとめたページも参考にして、自分に一番合った講座を探し、資格取得を目指してください。
医療事務の試験について
試験はノート・資料持ち込み可能!
医療事務資格の認定試験は、基本的にノート・資料などの持ち込みが可能なので、暗記は必要ありません。ただし、学科のほか、レセプト作成の実技試験もありますので、演習を重ねてしっかり対策する必要があります。
試験は月1回~年2、3回ペースで実施していることが多く、万一、試験に落ちた場合も再チャレンジしやすくなっています。また、いくつかの通信講座では、受講後に在宅で資格認定試験を受けられる場合があります。
医療事務資格は、根気よく学習を続ければ、決して取得できない資格ではありません。
それぞれの資格の難易度
代表的な医療事務資格を難易度別にご紹介!
資格の難易度は、合格率だけでは分かりません。合格率は、合格基準、受験者の学習レベルや受験回数によっても変わってきます。 合格率は一つの参考指針とし、資格取得までの学習期間や合格基準、試験回数なども見ながら、資格の難易度を考えるといいでしょう。
診療報酬請求事務能力認定試験 | 医療事務管理士®技能認定試験 | 医療事務技能審査試験 | 医科2級医療事務実務能力認定試験 | |
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学習期間 | 4~9ヶ月 | 4~5ヶ月 | 3~6ヶ月 | 3~6ヶ月 |
試験実施回数 | 年2回 | 年6回 | 医科:年12回 歯科:年6回 | 年3回 |
合格率 | 医科37.5% 歯科35.5% | 医科74.8% 歯科75.5% | – | 60%~80% |
合格基準「学科」 | 医科55点以上/歯科80点以上 ※1) | 85点以上 | 学科、実技で70%以上 | 原則60%以上 |
合格基準「実技」 | 医科85点以上/歯科75点以上 | 各問題で60%以上かつ、3問の合計で85%以上 | ||
資料の持込み | 可能 | 可能 | 可能 ※2) | 可能 |
※1)医科学科のみ95点満点。その他100点満点。
※2)実技I(記述式)のみ持込み不可。
合格を目指しやすい医療事務資格で、代表的なのは「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」「医科2級医療事務実務能力認定試験」「医療事務管理士®技能認定試験」などになります。これらの試験は、いずれも合格率50~80%程度です。
医療事務資格の中でも「診療報酬請求事務能力認定試験」は、知名度が高く、就職活動でもアピールしやすい反面、難易度が高いと言われ合格率は30%程度と、医療事務資格の中では低くなっています。しかし、就業場所によっては資格手当の対象になっているなど、取得すればメリットの大きい資格です。
医療事務の資格が医科と歯科で分かれている場合に、医科の合格率が低くなっています。医科の内容では、歯科以外全ての診療科についての請求業務内容が範囲です。それに対して、歯科では歯科医院で働くことに特化した内容になっています。範囲の広さが、合格率に出ていると考えられます。
下記リンク先ページに、それぞれの試験に対応した講座一覧がまとめてあります。受講を考えている方は、そちらも参考にして、試験に挑戦してみてください。