介護事務の志望動機は何と答えたらいい?採用担当になった元介護事務員が、面接について詳しく紹介!

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介護事務の面接で聞かれた志望動機

介護事務の需要は増えているため、未経験でも就職できます。しかし、いざ面接となると「志望動機は、何を言えばいいんだろう」と不安になってしまう人が多いのも事実。

そこで、今回は新卒で介護事務に就職して職員の採用担当をした筆者が、「介護事務の面接で、実際に聞かれたこと」をご紹介。また、採用されやすい志望動機も詳しくご紹介します。ぜひ役に立ててくださいね。

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実際に面接で聞かれたこと

まずは、筆者が介護事務の新卒採用で聞かれた内容をご紹介します。

・自分の長所と短所
・この施設を希望した理由

・短所の克服の仕方
・介護業界に興味を持ったきっかけ
・大学時代にしていたこと


当時面接したのは、2人の面接官。人事主任と経理主任の男性でした。施設によって雰囲気は変わりますが、筆者が受けた面接は、とても和やかでフレンドリーな雰囲気でした。

新卒だったため、事務の仕事も介護業界も未経験。そのため、正直に「介護業界については、ほとんど分かりません」と伝えました。その後1週間以内に連絡をいただいた結果、内定。介護事務として就職することになりました。

介護事務として採用された筆者は、研修を終えて職員採用の担当に。次からは、社会人経験者の方に、面接で実際に聞いていたことをご紹介します。

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職員採用の担当者が、実際に面接で聞いたこと

社会人経験者の方には、主に次のことを聞いていました。

・自分の長所と短所
・この施設を希望した理由
・どんな仕事をしてきたか
・仕事で、どんなことにやりがいを感じたか


このように、内容は新卒とほとんど変わりません。違うのは、今までの仕事についてお話してもらうこと。仕事の内容ややりがいを聞くことで、介護事務の仕事に向いているかどうか判断していました。

面接に来た方は、飲食店のウェイトレスや銀行窓口の方などさまざま。その中で合格したのは、介護業界も事務も未経験の人でした。

それでは、介護事務の面接では何を伝えるようにすれば合格できるのか、次から説明していきます。

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志望動機に必須のポイント

介護事務の面接では、次の2つを伝えることがポイントです。

・人が好き
・人をサポートする仕事がしたい


介護事務は、介護現場で働く介護職をサポートする仕事。人が好きという気持ちだけでは、仕事に活かすことができません。ただ「人が好き」というのであれば、「高齢者と直接ふれあえる、介護職の方がやりがいを感じるのでは?」思われる可能性も。

そのため、人が好きなことに加えて、人をサポートする仕事がしたいと伝えれば、面接官が「介護事務にふさわしい」と納得しやすくなります。また、このポイントに合わせて施設を選んだ理由を伝えると、しっかりした志望動機が作れます。

ただし、次のような理由を述べるのはやめましょう。

・家が近いから
・建物がきれいだから


おまけで言う程度なら問題ありませんが、メインの理由にしてしまうと「もっと近くに介護施設ができたら、辞めてしまうかもしれない」と思われる可能性があります。

・介護施設のサービス
・施設の理念


この2つをホームページで調べてみて、「他の施設にはない魅力があり、自分の価値観にも近かった」と伝えるのがベストです。ここからは、介護業界が未経験な場合の志望動機の伝え方についてみていきます。

介護業界が未経験の場合の志望動機

介護業界が未経験の人は、まず介護業界を目指すきっかけとなったことをまとめてみましょう。

・祖母が老人ホームに入所していた
・近所にデイサービスがあった


そのとき、「介護事務になりたい」と思わせるできごとがあったはず。 「利用している高齢者の笑顔が絶えない施設であり続けてほしい」「そのためには、高齢者をお世話する介護職が、働きやすい施設であってほしい」など、きっかけと思いを膨らませていきましょう。

また事務職の経験があるかないかで、志望動機が変わってきます。

・事務経験がない人
・事務経験がある人


どのように変わってくるのか、例文を出して説明していきます。

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事務経験がない場合

事務経験がない人とは、次のような人が当てはまります。

・新卒
・元は接客業


どちらも、介護事務に就職した後のビジョンについて伝えられると良いでしょう。「やったことのない仕事について、どのように取り組んでいくのか」その姿勢を伝えることが大切です。

例えば、次のような志望動機が良いでしょう。

「介護事務になって、人をサポートする仕事がしたいです。もともとは接客業でしたが、腰の痛みが続き、将来性の不安を感じて退職しました。

前職で『人と話し、お礼を言われること』にやりがいを感じていたので、次からは現場で働いている人が、より働きやすくなるようにサポートする事務職につきたいと思って就職活動をしています。

介護事務であれば、高齢者だけでなく、介護職や地域の方を支える存在になれると思い、志望しました。

介護業界で働いたことはありませんが、こちらの施設の『家族のような絆を結ぶ』という理念にとても感動しました。高齢者の方だけでなく、職員さんとコミュニケーションを取り、施設全体の絆を結ぶ存在になりたいと思っています。よろしくお願いします。」

・今までしてきた仕事
・介護事務としてどのような姿勢で働くか
・施設を選んだ理由


この3つのポイントを合わせて、伝えることが大切です。

事務経験がある場合

事務経験がある方の場合、自分自身の得意分野を「強み」として伝えると良いでしょう。

介護事務の仕事は、基本的に電話対応やパソコンを使う業務。そのため、事務経験がある人にとってはあまり難しい仕事はないのです。

例えば、次のような志望動機だと良いでしょう。

細かい計算が得意です。メーカーで売上の計算を担当していたので、正確に早く計算することができます。地道な作業ですが、チームで協力して書類を作り上げたときに、『やりきった!』と達成感を覚えます。パソコンや電話対応の経験を活かせるよう、積極的に仕事を覚えていきたいと思っています。」

ただし、介護報酬請求や介護保険など、介護事務ならではの仕事もあります。自分自身の強みに加え、介護業界について勉強し、資格を取得しておくと良いでしょう。ネットで申し込みできて、家で勉強も可能なので、忙しい方にもオススメです。

まとめ

介護事務の面接で聞かれる、志望動機について紹介しました。

介護事務は、介護職をサポートする仕事。介護業界や事務職が未経験でも、人が好きでサポートする仕事がしたいと伝えると、面接官の心に刺さりやすくなります

ただし、介護事務ならではの仕事もあるため、事前に勉強しておくと強みになります。知っておくと面接で有利になるだけでなく、スムーズに仕事を覚えられます。 しっかり志望動機を伝えて、介護事務に就職してくださいね。

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