医療事務資格は何を取ればいいの?採用面や難易度など様々な観点からおすすめの医療事務資格をご紹介!

医療事務資格は何を取ればいいの? 医療事務
医療事務

医療事務の資格は十数種類もあり、「何を取ればいいの?」の迷う方もいることでしょう。

このページでは、採用面で有利になる資格や初心者でも挑戦しやすい資格など、様々な観点からおすすめの医療事務資格をご紹介します。

採用面で有利になる資格

医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)

医療事務の試験はすべてが民間資格で、創設されて日が浅い資格もあるため、医療事務全体の資格の価値も信用度が低い傾向にあります。

そんな中にあって、医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)日本医療教育財団が約40年にわたって運営しており、年間数万人が受験する医療事務資格として信頼されています。

資格試験では、診療報酬を請求する「レセプト業務」から、窓口業務を行うための知識など、医療事務における業務全般から出題されますので、しっかりとした知識・スキルがあることをアピールできます。

1から医療事務の資格にチャレンジする方におすすめの資格です。

>>医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)とは?

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は数ある医療事務の資格の中でも最も難しい資格とされており、それゆえ、最も評価の高い資格でもあります。

出題範囲はレセプト業務や窓口業務など医療事務の基本的な業務に加えて、保健制度や法制度など幅広い範囲から出題されます。その合格率は約30%と医療事務資格の中でも最高レベルの難易度です。

その分、診療報酬請求事務能力認定試験を取得していることで、資格手当がついたりなど優遇される面もあります。

採用されるか不安のある方は、自信をもって業務にあたるためにも診療報酬請求事務能力認定試験に挑戦してみるとよいでしょう。

>>診療報酬請求事務能力認定試験とは?

初心者にも挑戦できる簡単な資格

全くの未経験から医療事務の資格に挑戦したい、難しい試験の前哨戦として簡単な資格で腕試ししたいという方もいるのではないでしょうか?

医療事務の資格の中には難易度が低く気軽に受験できる資格もありますので、いくつかご紹介します。

医療事務認定実務者®

医療事務認定実務者®は医療事務のマナーや基本スキルなどといった基礎から、診療報酬の計算などの実践的な内容まで学科と実技を通して評価されます。

正答率が約60%で合格とされており、比較的難易度の低い試験です。また、受験の際には資料やノート、電卓などの持ち込みが認められているので、初めての試験でも安心して試験にのぞめるでしょう。

ホスピタルコンシェルジュ®

ホスピタルコンシェルジュ®は患者さんが気持ちよく病院を利用できるようにするため、コミュニケーション能力や受付対応のマナーなどの窓口応対スキルが問われる試験です。

資格試験は1~3級まであり、3級は学科試験のみ、合格率も約70%と合格しやすい試験です。

1、2級では学科に加えて対応のロールプレイング試験もあり、合格率も2級では約50%、1級ではわずか10%と、難易度が高くなっていきます。

まずは3級に挑戦して、窓口応対の基礎を身に着けてみてはいかがでしょうか。

収入アップが望める資格

医療事務管理士技能認定試験

医療事務管理士技能認定試験は日本で最初に設立された医療事務の資格です。そのため信頼度も高く、給与アップにつながったり、転職の際にも有利に働きます。

試験では学科のほかに、実技として実際にレセプトを作成する試験もあります。

医療事務の基礎から実践まで幅広く学べるので、医療事務の専門家として信頼の厚い資格です。

>>医療事務管理士®技能認定試験とは?

医療事務(医科)能力検定試験

医療事務(医科)能力検定試験は受付業務、カルテ管理業務、オペレータ業務、会計業務、診療報酬請求業務など、病院等で必要とされる医療事務の知識を証明する資格です。

1級~3級まであり、2・3級では外来の診療報酬明細書作成の知識について、1級では入院の診療報酬明細書作成の知識が求められます。

医療事務の仕事を始める際は、医療事務の仕事全般を経験するためクリニック等の小規模な医療機関からスタートするのがいいとされていますが、その場合入院レセプトを経験できないと言うデメリットがあります。

その点、医療事務(医科)能力検定試験の1級では入院の診療報酬明細書作成について学びますので、総合病院や大学病院などの大きな病院へ転職しやすくなり、収入アップにもつながります。

キャリアアップが望める資格

医療秘書技能検定試験

医療秘書技能検定試験は医療秘書になるための知識やスキルを測る試験です。

医療秘書とは文字通り、病院の院長や医局の秘書としてスケジュール管理やカルテの整理、来客の対応などの業務を行う仕事です。医療事務とも通ずる点がありますが、医療事務は患者さんへの対応をするのに対し、医療秘書は医療従者や病院関係者へのサポートをするという点で違いがあります。

医療事務と医療秘書二つの資格を持っていれば、病院を表からも裏からも支えることができます。

>>医療秘書技能検定試験とは?

医療情報技師能力検定試験

医療情報技師能力検定試験は医療業界におけるITのプロフェッショナルを認定する資格です。

医療情報技師は、電子カルテの管理・運用や、検査の予約システムなどを企画・導入し、運営。管理するエンジニアです。また、データベースの情報を分析して、医師と協力してよりよい治療を患者さんに提案する手伝いもします。

医療現場ではまだITや電子機器に疎い医師や看護師も多く、医療の知識を持ちながらIT分野で医療現場を支える人物には高いニーズがあります。

まとめ

医療事務の検定試験は十数種類もあり、難易度や信用度などもさまざまです。

何を取ったらいいか迷うという方は、最も多い受験者数を誇る医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)最も難易度の高い診療報酬請求事務能力認定試験最も歴史の深い医療事務管理士技能認定試験を取得すると、就職・転職や収入アップに役立つでしょう。

腕試しに簡単な資格にチャレンジしたい方には医療事務認定実務者®ホスピタルコンシェルジュ®がおすすめです。

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