「介護事務になるには、どの資格を取ればいいんだろう?」と悩んでいませんか?
介護事務の資格は、全て合わせると10種類以上もあります。
そのため「どの資格を取れば良いの?」「自分にピッタリの資格はあるのかな?」と悩んでしまうかもしれませんね。
そこで、ここでは介護事務になるためにおすすめの資格を4つご紹介。
それぞれの資格の特徴についても詳しく解説していきます。
介護事務の資格を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ケアクラーク
ケアクラーク、正式名称「ケアクラーク技能認定試験」は、一般財団法人 日本医療教育財団が運営する試験です。
介護施設での窓口業務や事務スキルに加えて、高齢者や障がい者の心理や医学の知識も問われます。介護について幅広く出題されるため、介護を0から学びたい人にピッタリでしょう。
試験は学科と実技の2つです。
・学科:介護事務の知識について(マークシート式:25問)
・実技:介護レセプトの作成(2問)
合格するには、学科と実技それぞれで70%以上取らなくてはいけません。
ただし、合格率は60~70%と高め。初めての人でもチャレンジしやすい資格でしょう。
介護報酬請求事務能力認定試験
介護報酬請求事務技能検定試験は、レセプトの作成や請求の計算スキルを極める試験のこと。
全国の専門学校や職業訓練でも実施されている、認知度がとても高い試験です。
テストを受けるためには、日本医療事務協会(JMCA)が認定した「介護事務講座」を修了しなければいけません。
JMCAの認定校は少ないものの、JMCAは全国展開しているので家から近い教室を探してみましょう。
試験は学科と実技の2つです。
・学科:介護保険制度や介護報酬の基礎知識など
・実技:レセプトの作成
電子機器は使用できませんが、資料や計算機は持ち込めます。
合格率は約80%と高めなので、すでに介護事務として働いている方もスキルアップのために取得することも。
合格すれば、自信を持って就職活動に臨めるでしょう。
介護事務管理士
介護事務管理士は、日本で最初に誕生した介護事務の資格です。
技能認定振興協会(通称:JSMA)が主催しており、レセプトを作成するための知識やスキルを中心に問われるため、これから介護事務として活躍したい方に向いているでしょう。
ユーキャンやソラストの通信講座を受講すれば、自宅受験も可能です。
試験は学科と実技の2つに分かれています。
・学科:介護にかかわる法律や、介護請求に必要な知識(マークシート形式:10問)
・実技:レセプトの点検と作成(3問)
合格するには次の条件を満たさなくてはいけません。
・学科・実技ともに、60%以上の得点で、かつ全問題の得点合計が80%以上。
テストの合格率は約80%です。テキストを見ながら解答できますので初めて介護事務を学ぶ方でも受験しやすいですね。
介護事務実務士
介護事務実務士は、介護レセプトの作成スキルを証明してくれる資格のこと。「特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会(MEDIN)」によって認定されます。
介護事務として働いている方も実力を確かめるために受験するほど、知名度が高い試験です。
この資格を手に入れるには、次の2つの方法があります。
・MEDIN主催の「介護情報実務能力認定試験」に合格する(在宅受験)
・MEDINの教育指定校(ヒューマンアカデミー)の講義を修了する
認定試験は、MEDINに認定された大学や専門学校の団体受験でないと受付されないので注意しましょう。
試験は学科と実技の2つ。
・学科:介護にかかわる法律や制度について(マークシート:20問)
・実技:介護レセプトの作成(3問)
合格率は67.5%と、ほどほどの難易度です。
一方、ヒューマンアカデミーの講義であれば、添削課題をクリアするだけで介護事務実務士の資格をもらえます。 介護事務を初めて学ぶ方でも、確実に資格が手に入るのでオススメです。
介護事務の資格を取るメリットは?
介護事務として働く際に資格は必要ありません。さらには介護事務の資格は全て民間資格のため、信用度も低く見られがちで「介護事務の資格って取る意味あるの?」と考えている方も少なくないでしょう。
しかし、それでも介護事務の資格を取るメリットはあると考えています。その理由について詳しく見ていきましょう。
採用率がアップする
介護事務の資格があるだけで採用率はグッと高くなります。
介護事務のメインの仕事は、介護レセプトを作成すること。専門用語をたくさん使うため、介護保険制度や介護業界の専門知識を知っておかなくてはいけません。
そんなとき、全く予備知識がなかったらスムーズに仕事ができませんよね。
たくさんメモを取ったり、他のスタッフさんに質問したり…慣れるまでに時間がかかってしまい、採用側も自分もストレスを抱えてしまうでしょう。
そこで、介護事務の資格があれば、仕事の内容や専門的な会話も理解できます。
とくに未経験の方は仕事に就いてから現場で慌てることがないように、先に基礎を身につけておくと良いでしょう。資格を取得しておくことで、面接の際に自分のやる気をアピールする材料にもなります。
どこでも働ける
介護事務の主な職場は介護施設です。
介護施設は全国どこにでもありますので、例えば家庭の事情で急に引っ越すことになったり、地元へ移住することになっても、近所で職場を探すことができます。
環境が変わっても自分の慣れた職種で働けるというのは安心ですよね。
また、社会の高齢化がますます進む中で、今後も介護施設が増えることが予想され、それに伴って介護事務の需要も増えてくると考えられています。
転職の際は、資格があったほうが採用されやすくなるでしょう。
キャリアアップや収入アップにつながる
介護施設や事業所によっては、介護事務資格を持っていることで資格手当がついて毎月の給料がアップする場合があります。
また、資格の勉強で得た知識を駆使して職場に貢献することで、事務職のリーダーに昇進するなどして収入アップやキャリアアップにつなげることもできます。
介護福祉士やケアマネジャーの方が介護事務を兼任することで、月3万円ほどの手当てがつくというケースもありますので、現在別の職種で介護に携わっている方も介護事務の資格取得を検討してみてください。
介護事務資格の取得は難しい?
合格率は50~70%
介護事務の資格試験の合格率は、どの資格も約50~70%と高いので、未経験の方でも取得は難しくありません。ただし、早く確実に資格を手に入れたいのなら、通学講座や通信講座を利用しましょう。
独学だと、分からないことがあっても質問できないからです。教材も全て自分でそろえる必要があり、試験の傾向も入手しにくいので効率的に勉強できません。
目標があるのに、思うように勉強が進まないのは大きなストレスです。
講座であれば、試験の傾向に合わせた教材が用意されています。そのため、自分でテキストを選ぶ手間がかかりません。講師に質問できたり、添削してもらえるので、分からないところもしっかり理解できます。さらに資格を取得したら、就職のサポートをしてくれることも!
通信講座が多いので働きながらでも取れる
介護事務の講座は通信で開講しているものが多いのが特徴です。
そのため、働きながら資格を取得したいという方でも、空いた時間に講座を受けて資格を取得することができます。なかには課題を提出してその内容で合否が決まったり、オンラインで試験を受けられる資格もありますので、試験日にスケジュールを調整できるか不安という方も安心してチャレンジすることができます。
費用面でも通信講座のほうが、通学よりも安いものがほとんどです。モチベーションを維持するという点でいえば、通学のほうが安心かもしれませんね。
「時間とお金に余裕がある」「ライバルや先生がいる環境がいいな」という人は、通学がおすすめです。「できるだけお金は抑えたい!」という人や、育児や仕事をしている人は通信講座で勉強すると良いでしょう。
まとめ
介護事務になるためにおすすめの資格について、紹介してきました。
介護事務は、誰でも働きやすい仕事。そのため、採用面接ではライバルも多くなります。
これから介護事務を目指す人は、次の4つの資格を取得するのがおすすめです。
・ケアクラーク
・介護報酬請求事務能力認定試験
・介護事務管理士
・介護事務実務士
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